- FACTFULNESSを読んで僕が特に刺さった2つの本能
- 「ネガティブ本能」が投資判断を狂わせやすい理由
- 「直線本能」を長期投資にどう活かせるか
- 投資本ではないのに、投資家にもかなり役立つと思った理由
FACTFULNESS(ファクトフルネス)を読みました。
世界の見方をデータで整える本として有名ですが、僕が読んでいて一番面白かったのは、「これ、投資にもめちゃくちゃ使えるな」と思ったことです。
特に刺さったのが、
- 第2章:ネガティブ本能
- 第3章:直線本能
の2つ。
この本は投資本ではありません。
でも「人間がどうやって現実を間違って見るのか」を知ることで、投資判断にもかなり応用できると思いました。
ころろん投資って結局、数字だけじゃなくて自分の感情との戦いでもあるんですよね。ファクトフルネスはその「思い込み」に気づかせてくれる本でした。
FACTFULNESSってどんな本?
FACTFULNESSは、ハンス・ロスリングらによるベストセラーです。
人間には、世界を実際より悪く見たり、物事を単純化しすぎたりする「10の本能」がある。
その思い込みをデータで修正して、現実をできるだけ正確に見る習慣を身につけよう、という内容です。
僕はもともと「世界情勢を知る本」くらいのイメージで読み始めましたが、途中から投資家向けのメンタル本として読めると思うようになりました。


実際に読んだ『FACTFULNESS』。特にネガティブ本能と直線本能は、投資にも活かせると感じました。
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一番刺さった① ネガティブ本能
第2章のネガティブ本能は、かなり投資に直結すると思いました。
人間は、良いニュースより悪いニュースに強く反応します。
しかもニュースになるのは、
- 暴落した
- 戦争が起きた
- 景気後退が来る
- AIバブルが崩壊する
- 円が暴落する
みたいな、刺激の強い話ばかりです。
逆に、企業利益が少しずつ伸びているとか、世界の生活水準が長期的に改善しているとか、そういうゆっくりした良い変化はニュースになりにくい。
「ニュースで悪い話が多い」=「世界がずっと悪化している」ではない。
この感覚は投資でもめちゃくちゃ大事やと思いました。
投資では「悪いニュースだけ見て売る」が一番怖い
株価が下がっているときって、悪いニュースが一気に増えます。
そこで毎日ニュースを見ていると、
「もう終わりなんちゃうか」
「今すぐ全部売った方がいいんちゃうか」
という気持ちになりやすい。
でも長期投資なら、本当に見るべきなのは今日の見出しではなく、企業利益・経済・技術が長期でどう変化しているかだと思っています。
僕がS&P500やレバナスを積み立てているのも、短期のニュースより長期的な成長を重視しているからです。
その考え方は、勤務医の僕がS&P500とレバナスを両方買っている理由でも書いています。



暴落ニュースを見た直後って、「今後もずっと悪い」と思いやすい。でもそれ自体が人間のクセなんや、と知っておくだけでも違うと思います。
一番刺さった② 直線本能
もう1つ面白かったのが、第3章の直線本能です。
人間は、今まで増えてきたものを見ると、このまま同じペースで永遠に増え続けると考えがちです。
でも現実には、
- 途中で伸びが鈍化する
- S字カーブになる
- 一度落ちてからまた伸びる
- 上下しながら長期では増える
という動きが普通です。
これも投資と相性がいい考え方だと思いました。
株価は「一直線」に増えない
S&P500もNASDAQ100も、長期チャートだけ見ると右肩上がりに見えます。
でも実際には、その途中に暴落が何度もあります。
だから、
「過去10年でこれだけ上がったから、次の10年も同じように上がる」
と単純に考えるのも危ない。
僕はレバナスやタマレバが好きですが、過去の高いリターンをそのまま未来へ直線で伸ばして考えないようにはしたいと思っています。
だからシミュレーション記事でも、年率10%・15%・20%など複数パターンを出して、「こうなる」ではなく「この前提ならこうなる」と見るようにしています。
レバナスにも「直線本能」は危ない
レバレッジ商品では特にそうです。
NASDAQ100が長期で伸びると思っていても、レバナスのリターンが毎年一定になるわけではありません。
高金利、ボラティリティ減価、暴落のタイミングなどで成績は大きく変わります。
このあたりは、高金利だとなぜレバナス・タマレバはキツい?にもまとめています。
FACTFULNESSを投資に活かすならこの2つ
| 本能 | 投資での注意点 | 僕が意識したいこと |
|---|---|---|
| ネガティブ本能 | 悪材料ばかり見て悲観しすぎる | ニュースより長期データを見る |
| 直線本能 | 過去の成長率をそのまま未来へ伸ばす | 複数シナリオで考える |
この2つを知っているだけでも、投資で感情的な判断を減らせそうです。
投資初心者にもおすすめしたい理由
FACTFULNESSには、PERもPBRもインデックス投資も出てきません。
それでも投資初心者におすすめしたいのは、投資を始めると必ず情報に振り回される場面が来るからです。
「暴落するらしい」
「今はバブルだから全部売れ」
「この銘柄はずっと伸び続ける」
こういう極端な話を見たときに、「自分はいま人間の本能に引っ張られてないか?」と一度考えられる。
それだけでもかなり価値がある本だと思いました。
僕が読んでよかった投資・お金の本にも追加したい
以前、勤務医が実際に読んでよかった投資・お金の本をまとめました。
FACTFULNESSは純粋な投資本ではないので、そこに入れるか迷うところですが、投資家の「思考のクセ」を整える本としてはかなりおすすめです。
まとめ|投資で一番怖いのは「自分の思い込み」かもしれない
FACTFULNESSを読んで、僕が特に投資に使えそうだと思ったのはこの2つです。
- ネガティブ本能:悪いニュースほど目に入りやすい
- 直線本能:今までの成長がそのまま未来も続くと思いやすい
僕はこれからもS&P500やレバナスを買っていくつもりです。
でも、悪いニュースだけで全部売らない。
逆に、過去のリターンだけを見て永遠に同じ成長が続くとも思わない。
楽観でも悲観でもなく、できるだけ数字で考える。
その姿勢を思い出させてくれる本でした。
※本記事にはAmazonアソシエイトのアフィリエイトリンクを含みます。内容は僕自身が実際に読んで感じたことを中心に書いています。









