- タマレバは「為替まで3倍」なのか
- NASDAQ100は約3倍、ドル円は約1倍になる仕組み
- 円安・円高で基準価額がどう動くか
- 僕がこの設計でもタマレバを買う理由
タマレバ(auAMトリプル・NASDAQ100為替ヘッジ無し)を見ていると、ちょっと分かりにくいのが「為替ヘッジ無し」の部分です。
「NASDAQ100が3倍なら、円安の恩恵も3倍になるん?」と思いそうですが、そうではありません。
タマレバはざっくり
NASDAQ100(米ドルベース)=約3倍
ドル円の為替変動=約1倍
を組み合わせた商品です。
つまり、「株3倍+為替1倍」。
円安も3倍、円高も3倍になる商品ではありません。
ころろん僕もここは最初ちょっとややこしいと思いました。「為替ヘッジ無し=全部3倍」ではないんですね。
公式にも「NASDAQ100は3倍、ドル円は1倍」と書かれている
auアセットマネジメントの公式説明では、タマレバはNASDAQ100指数(米ドルベース)の日々の値動きに対して概ね3倍のエクスポージャーを構築します。
一方、米ドルの対円為替レートについては概ね1倍のエクスポージャーです。
運用としては、純資産総額の約3倍のNASDAQ100指数先物を買い建てつつ、外国為替予約などを使って純資産相当の米ドルを持つ形です。
タマレバそのものの仕組みや、僕が月1万円で買おうと思っている理由は、タマレバを月1万円積み立てる理由にまとめています。
「為替ヘッジ無し」なのに為替が1倍なのはなぜ?
ポイントは、NASDAQ100の3倍部分と、為替の部分を別に考えることです。
タマレバは、100万円の純資産があるとしたら、イメージとしては約300万円分のNASDAQ100先物へのエクスポージャーを作ります。
でも為替については、300万円分のドルを持つわけではありません。
公式説明では、持つ米ドルエクスポージャーは純資産相当=約100万円分です。
だから、NASDAQ100は3倍でも、ドル円は1倍。
ここがタマレバを理解する一番大事なポイントです。
円安になったらどうなる?
例えば、ある1日にNASDAQ100が+2%、ドル円が+1%(円安)になったとします。
ものすごく単純化すると、
NASDAQ100:+2% × 約3倍 = +6%
為替:+1% × 約1倍 = +1%
合計イメージ:約+7%
となります。
もし為替まで3倍なら+9%くらいになりそうですが、そういう設計ではありません。
逆に円高になると?
NASDAQ100が同じ+2%でも、ドル円が-1%(円高)なら、
NASDAQ100:約+6%
為替:約-1%
合計イメージ:約+5%
という感じです。
つまりタマレバは、NASDAQ100が上がっていても円高が進めばリターンを削られるし、逆に円安なら上乗せされます。
1日だけならこんなイメージ
| NASDAQ100 | ドル円 | タマレバのイメージ |
|---|---|---|
| +2% | +1%(円安) | 約+7% |
| +2% | -1%(円高) | 約+5% |
| -2% | +1%(円安) | 約-5% |
| -2% | -1%(円高) | 約-7% |
※あくまで1日の値動きをかなり単純化したイメージです。実際の基準価額には先物価格、売買コスト、金利、連動誤差なども影響します。
数日〜長期では単純に「3倍+1倍」にはならない
ここはかなり重要です。
公式も、複数日にわたる運用成果について、NASDAQ100の変動率の3倍と為替変動率を単純に足した値とは異なる場合があると説明しています。
タマレバは日々3倍になるよう調整するレバレッジ商品なので、上げ下げを繰り返すとボラティリティ減価も起こります。
さらに高金利では、先物を使ってレバレッジをかけるコストも重くなります。
このあたりは、高金利だとなぜレバナス・タマレバはキツい?で詳しく書いています。
TQQQとは為替の考え方も違う
TQQQは米国ETFなので、日本円から買う場合は最終的にドル資産を持つことになります。
一方、タマレバは日本の投資信託として、NASDAQ100約3倍+ドル円約1倍になるよう運用設計されています。
どちらも「3倍NASDAQ」系ですが、商品構造やコスト、為替の入り方は同じではありません。
違いは、TQQQとタマレバを比較した記事でまとめています。
僕は「為替1倍」の方がむしろ分かりやすいと思っている
個人的には、為替まで3倍にならないのは悪くないと思っています。
僕がタマレバで取りたいのは、あくまでNASDAQ100の成長に3倍で乗る部分です。
為替まで3倍になると、ドル円の値動きだけでもかなり大きく振らされます。
もちろん円高なら1倍分はマイナスになりますが、為替の影響を3倍にせずにNASDAQ100側だけを大きく取る設計は、僕には分かりやすいです。



僕が欲しいのは「ドル円3倍」じゃなくて「NASDAQ100を3倍」。為替は1倍くらいでええかな、という感覚です。
それでもタマレバは少額で買う
とはいえ、3倍レバレッジの商品であることに変わりはありません。
NASDAQ100が大きく下がれば、タマレバはさらに大きく下がります。
だから僕は主力にはせず、月1万円程度の少額攻め枠として使う予定です。
レバナスとの使い分けは、レバナスとタマレバはどっちを買う?にまとめています。
まとめ|タマレバは「株3倍+為替1倍」
タマレバの為替について、一番覚えておきたいのはこれです。
NASDAQ100(米ドルベース) → 約3倍
ドル円 → 約1倍
「為替ヘッジ無し=為替も3倍」ではない。
円安なら1倍分プラス、円高なら1倍分マイナス。
そして長期では日々のレバレッジ調整が入るため、単純な足し算通りにはなりません。
僕はこの仕組みを理解したうえで、それでもNASDAQ100の長期成長に期待して、タマレバを少額で積み立てるつもりです。
参考:auアセットマネジメント「auAMトリプル・NASDAQ100為替ヘッジ無し」 / auアセットマネジメント「auAMトリプル・NASDAQ100為替ヘッジ無し」提供開始
※本記事は商品設計を分かりやすく説明するため一部を単純化しています。実際の基準価額には先物価格、為替、金利、コスト、連動誤差などが影響します。特定の商品への投資を推奨するものではありません。










