auAMレバナスに月3万円を積み立てたら?為替ヘッジなしの実データで検証

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auAMレバナスに月3万円を積み立てる検証。為替ヘッジ無し商品の下落と積立を考える医師のイラスト。
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最近の下落を見ていると、「積立を続けていて大丈夫かな?」と気になる人もいると思います。

僕も、評価額が減るのを見てうれしいわけではありません。でも、同じ金額を積み立てていれば、下がったときには多くの口数を買うことができます。

今回は、auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無しに、毎月3万円を積み立てたらどうなったのか調べてみました。

結果は、設定後の2024年7月末から2026年10月末まで28回、合計84万円を積み立てた場合、11月6日の評価額は約101万円でした。

ただし、途中には元本割れもあり、直近1週間だけで評価額が約23万円減っています。最後の金額だけでなく、そこまでの道のりも見ていきます。

これは過去の基準価額を使った仮想積立で、僕自身の取引実績ではありません。金額は税引前の理論値です。

目次

2022年からの実績は使えない?

最初は「2022年の下落が始まってから積み立てたら?」と考えました。

ただ、auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無しの設定日は2024年7月26日。そのため、このファンドの実績を使って2022年からの積立を検証することはできません。

そこで、まずは設定後の実際の基準価額で計算し、あとで2022年からの参考例として別商品のQLDも見てみます。

auAMレバナスの計算条件

・対象:auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無し
・積立期間:2024年7月末〜2026年10月末
・積立額:毎月3万円、最初の一括投資なし
・買付価格:各月の最後に公表された基準価額
・積立回数:28回、累計84万円
・評価日:2026年11月6日。11月分の追加投資はなし

各月末の基準価額で買えたと仮定し、口数の端数も保有した計算です。「月末に注文した」という条件ではなく、実際の注文日と約定日、端数処理は再現していません。購入時の手数料や売却時の税金は除き、信託報酬など基準価額に反映済みの費用は含みます。対象期間の分配金は0円でした。

円建ての基準価額には為替の影響が含まれるため、別途ドル円を掛けていません。データは運用会社の基準価額履歴を使っています。

結果|元本84万円が約101万円に

2026年11月6日の基準価額16,302円で評価した結果です。

28回の積立:元本と評価額
積立元本840,000円
2026年11月6日の評価額1,014,067円
auAM為替ヘッジ無し|各月末3万円、2024年7月〜2026年10月。棒は0円を起点とした同一尺度。評価額は円未満を四捨五入。

損益はプラス17万4,067円、累計入金額に対してプラス20.72%でした。今回の期間と条件では、下落後も積立全体としてプラスが残りました。

ただし、20.72%は累計入金額に対する損益率で、年率ではありません。また、約2年3か月の検証だけで、長期保有の安全性が確かめられたわけでもありません。

途中では、30万円が約25万円になった

各月末の評価額を比べた中で、累計入金額に対する含み損率が最も大きかったのは、2025年4月末でした。

2025年4月末:元本割れした場面
その時点の積立元本300,000円
その時点の評価額254,520円
含み損 45,480円(−15.16%)。月末観測での最悪の元本比で、日次の最大損失や高値からの最大下落率ではありません。

毎月3万円を10回入れたのに、評価額は約25万円。「積み立てているのに減ってるやん」と感じる場面です。

今はその先の結果を知っています。でも、その時点ではいつ回復するか分かりませんでした。なお、この数字は月末同士を比べた結果で、日々の最も厳しい損失ではありません。

下落はバーゲン?

基準価額が下がると、同じ金額で買える口数は増えます。

同じ3万円でも、買える口数は変わる

基準価額 10,000円

3万口

● ● ●

基準価額 5,000円

6万口

● ● ● ● ● ●
仕組みを説明する仮定の例。●1個=1万口。基準価額は1万口あたり。手数料は考慮していません。

同じ商品を前より安く買える。僕には、バーゲンのように感じられる面もあります。

ただ、お店の値引きと違って、買ったあとも価格が下がり続ける可能性があります。以前より安いことと、割安であることは同じではありません。

その後に価格が回復すれば、安く買った分も評価額を押し上げます。でも、次の下落でも同じように回復する保証はありません。

直近1週間では約23万円減っている

同じ保有口数でも、1週間で大きく動く
2026年10月30日1,241,986円
2026年11月6日1,014,067円
評価額の差 −227,919円(−18.35%)。この間の追加積立はなし。棒は0円を起点とした同一尺度。

元本を上回っていることと、短期間で大きく減ったこと。どちらも今回の結果です。

月3万円という積立額でも、保有残高が増えると動く金額は大きくなります。資産全体に占める割合も確認しておきたいです。

2022年からなら?別商品のQLDで参考検証

2022年の下落も含めた例として、米国の2倍レバレッジETF「QLD」に、2022年1月末から毎月3万円を積み立てた場合も計算しました。

別商品の参考例:QLDを円換算
58回の積立元本1,740,000円
2026年10月30日の評価額4,193,323円
QLD|2022年1月末〜2026年10月末、各月3万円。auAMの設定前実績ではありません。商品・期間・評価日が違うため、上の図との優劣比較はできません。

累計入金額に対してプラス141.00%でした。一方、2022年末時点では36万円に対して26万1,656円と、マイナス27.32%でした。

これはauAMの実績や設定前の再現ではなく、別商品の参考例です。QLDは米国ETFで、仕組みや費用、為替の扱いがauAMと異なります。評価期間も違うので、上のauAMの結果と優劣を比べることはできません。

試算では米国の各月末に3万円をその日のドル円で換算し、QLDの公式NAVで端株も買えると仮定。分配金は権利落ち日のNAVで税引前再投資し、売買・為替手数料と投資家の税金は除外しました。ETF内部費用はNAVに反映されています。為替はニューヨーク正午、NAVは米国市場終了時のため時刻も異なります。実際の市場価格での約定結果とは異なります。

QLDの為替データは取得時点で10月30日までだったため、評価日も10月30日にそろえています。auAMの11月6日の結果と同じ時点ではありません。

為替ヘッジなしの特徴とリスク

auAMの商品は、NASDAQ100への値動きがおおむね2倍、米ドルへのエクスポージャーがおおむね1倍となる設計です。為替まで単純に2倍になるわけではありません。

ほかの条件が同じなら、円安は基準価額を押し上げ、円高は押し下げる方向に働きます。

また、目指すのは日々の値動きのおおむね2倍であって、長期の利益が2倍になることではありません。上下動や費用の影響を受け、積立を続けても大きな元本割れは起こり得ます。詳しくは運用会社の商品情報・目論見書で確認してください。

まとめ|余剰資金の範囲で、淡々と

auAMの為替ヘッジなしに月3万円を積み立てた今回の条件では、元本84万円が約101万円になりました。その一方で、途中には元本割れがあり、直近1週間では約23万円の下落もありました。

僕は、下がったときに同じ金額で多く買えることを前向きに考えています。その先の成長に期待しながら、続けられる金額で付き合っていきたいです。

ただ、下がったから必ず追加で買う必要はありません。生活のお金を残し、家計や保有比率を確認することが先。追加購入も、あらかじめ決めた予算や条件の範囲で考えたいと思います。

余剰資金の範囲で、淡々と。無理のない形で、一緒に長い目で資産形成を考えていきましょう。

関連記事:下落している今こそ、長期投資を淡々と続ける/余剰資金でレバナスを買い増すルール

本記事は過去データに基づく仮想検証と個人の考えです。特定商品の購入や保有継続を勧めるものではありません。将来の利益や元本回復を保証するものではなく、レバレッジ型商品には大きな損失が生じる可能性があります。

出典・再現方法

・auAM公式の商品情報/公式基準価額CSV
・ProShares QLD商品情報/公式NAV履歴CSV
・FRED・FRBの日次ドル円(DEXJPUS)
・QLD分配金履歴(Stock Analysis、S&P Global提供)

auAM:毎月の購入口数=30,000円÷各月末基準価額×10,000。累積口数×評価日の基準価額÷10,000で評価額を算出しました。初回は2024年7月31日(基準価額9,843円)、最終買付は2026年10月30日です。

QLD:各買付日に30,000円÷ドル円÷分割調整済みNAVで株数を加算し、税引前分配再投資分を加え、最終NAV×最終ドル円で円換算しました。初回は2022年1月31日。期間リターンを単純に2倍して求めた数字ではありません。

金額は最後に円単位で四捨五入、損益率は累計入金額比です。計算はコードで検算しました。データ確認日:2026年11月7日。

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