- S&P500とNASDAQ100で重なる企業
- 2本買っても分散しきれないリスク
- 同額積立でもリスクが半分ずつにならない理由
S&P500とレバナスを両方買えば、うまく分散できているのでしょうか。
結論からいうと、投資先は一部広がりますが、米国の大型企業に重ねて投資する部分もあります。「2本持っているから安心」とは言い切れません。
今回は公式資料で中身を確認しました。レバナスは先物などを使うため、保有株そのものではなく、値動きの対象となる指数を比べます。
Apple、Microsoft、NVIDIAは両方に入っている
2026年9月30日基準のS&P500の資料とNASDAQ100の資料では、Apple・Microsoft・NVIDIA・Amazonなどが、両方の構成企業に入っています。
商品名が違っても、同じ企業の株価の影響を受けるわけです。今回は代表例の確認にとどめ、全銘柄の重複率や重複部分の比率は計算していません。
ころろん2本買っていても、中身を見ると「またこの会社!」ということがあるんですね。
違いは、投資先の広さと業種の偏り
S&P500は、金融やヘルスケアなども含む米国の主要企業500社が対象。一方、NASDAQ100はナスダック上場の非金融の大型企業100社が対象で、米国以外の企業も含みます。
NASDAQ100はテクノロジー企業の比重が大きいのが特徴です。レバナスだけを持つ場合に比べ、S&P500を加えると投資先は広がります。ただし、米国大型株がまとめて売られる場面では、両方が下がる可能性があります。
レバナスの「2倍」は毎日の話
たとえばiFreeレバレッジ NASDAQ100の目論見書では、NASDAQ100指数(配当込み・米ドルベース)の日々の値動きの2倍程度を目指すとされています。
これは「長期の利益がそのまま2倍」という意味ではありません。毎日の上げ下げの積み重なり方によって、2日以上の成績が指数の2倍になるとは限りません。上昇と下落を繰り返す相場では、基準価額が押し下げられることもあります。
さらに、同じ金額を積み立てても、保有額やリスクが半分ずつになるわけではありません。値動きの差で残高の比率は変わり、レバナス側の影響が大きくなることもあります。
まとめ|「役割分け」と「分散」は分けて考える
以前の記事では、S&P500は土台、レバナスは攻めとして両方持つ理由を書きました。ただ、この役割分けだけで、違うリスクに分散できるわけではありません。
口座についても同じです。NISAと特定口座を使い分けることと、投資先を分散することは別の話です。



本数だけでなく、中身の重なりと値動きの大きさまで確認しておきたいですね。
※本記事は商品の仕組みを整理したもので、購入を勧めるものではありません。どちらも元本保証はなく、特にレバナスは大きな損失が生じる可能性があります。









