この記事でわかること
・年収2000万円でも安心できないと感じる理由
・高収入と資産を持っていることの違い
・僕が給与を株や不動産に変えている理由
・資産形成によって得たいもの
・高収入を資産形成に活かす考え方
年収2000万円を超えたら、お金の心配はなくなると思っていた
医師になって、ありがたいことに収入はかなり増えました。
年収2000万円を超えるようになると、昔の僕なら、
「そこまで稼げたら、お金の心配なんてほとんどなくなるやろ」
と思っていたと思います。
でも実際にその立場になってみると、少し考えが変わりました。
確かに生活は楽になります。
多少大きな買い物をしても、家計へのダメージは以前より小さい。
投資に回せる金額も増えます。
それでも、
「年収が高い=将来も安心」ではない
と感じるようになりました。
理由はシンプルです。
給与は、自分が働いている間しか入ってこないから。
年収2000万円でも、働けなくなれば給与は減る
医師の給与は比較的高いです。
でも、そのお金は当然ながら、
病院に行く。
診療する。
手術や麻酔をする。
当直をする。
そういった労働の対価としてもらっています。
つまり、
自分が働けなくなれば、給与収入は大きく減ります。
年収500万円でも、2000万円でも、基本的な構造は同じです。
むしろ怖いのは、
収入が増えたのに合わせて生活水準も上げ続けてしまうこと。
年収2000万円だから、
家も高くする。
車も高くする。
固定費も上げる。
全部を給与水準に合わせてしまえば、
高収入なのに、仕事をやめられない
という状態にもなり得ます。
だから僕は、
「もっと稼ぐこと」だけではなく、
今の高い収入を、将来も残るものへ変えていくこと
を意識するようになりました。
「年収が高い人」と「資産を持っている人」は違う
例えば、
年収2000万円で毎年ほとんど使ってしまう人。
一方で、
年収800万円でも毎年200万円ずつ株などの資産を買い続ける人。
どちらが20年後に多くの選択肢を持っているか。
少なくとも、
今の年収だけでは判断できません。
僕はこの感覚を持つようになってから、
「今年いくら稼いだか」
より、
「稼いだお金のうち、どれくらい資産として残せたか」
を見るようになりました。
給料は使えばなくなる
給与として入ってきた100万円。
その100万円で旅行に行けば、思い出になります。
時計を買えば、時計になります。
車を買えば、車になります。
どれも悪いことではありません。
僕も使いたいところには普通にお金を使います。
でも、100万円をそのまま生活費として使えば、
金融資産としては残りません。
一方で、その100万円で株式などを買えば、
値下がりする可能性はあるものの、
将来の企業成長に参加できる資産になります。
不動産なら、空室や修繕などのリスクはありますが、家賃収入を生む可能性があります。
僕の中では、
給与を「その年だけのお金」で終わらせず、将来にもつながる資産に変える
という感覚です。
僕は給与をS&P500やレバナスに変えている
現在の僕は、株式投資では主に
S&P500
と
レバナス
を買っています。
僕の中では、
S&P500=資産形成の土台
レバナス=リターンを狙う攻め
という位置付けです。
なぜこの2つを両方持っているのかは、こちらの記事にまとめています。
勤務医の僕がS&P500とレバナスを両方買っている理由【資産形成のリアル】
現在は毎月30万円前後を投資しています。
S&P500に約15万円。
レバナスに約15万円。
というのが基本です。
もちろん、月30万円が誰にとっても正解だとは思っていません。
僕の場合は、生活防衛資金などを確保したうえで、
無理なく投資に回せる金額が今は30万円くらい
というだけです。
その考え方はこちらに詳しく書いています。
勤務医は毎月いくら投資する?僕がS&P500とレバナスに月30万円を積み立てる理由
不動産も「給与を資産に変える」という考えから始めた
僕は株式だけでなく、不動産投資も経験しています。
30歳の頃、新築ワンルームマンション投資を始めました。
当時は節税や家賃保証などに惹かれて購入した部分もあり、今なら考え方が違うところもたくさんあります。
実際に5年間保有し、
サブリース。
管理費。
修繕積立金。
ローン。
売却。
と経験して、
「不動産なら何でも資産になる」というほど単純ではない
ことも学びました。
それでも、
働いて得た給与を、将来価値を持つ可能性のあるものへ変えていく
という考え方自体は、今も変わっていません。
ワンルームマンション投資を始めてから売却を決めるまでの経緯はこちらです。
医師が新築ワンルームマンション投資を始めて、売却を決めるまで【実体験】
資産形成は「お金を使わないこと」ではない
ここは僕がかなり大事だと思っているところです。
資産形成というと、
「できるだけお金を使わない」
というイメージがあります。
でも僕はそう思っていません。
実際、2025年には気に入った家を購入するために、
約3000万円の投資資産を売却しました。
元本がおよそ1500万円。
利益がおよそ1500万円。
せっかく増えた投資資産を大きく売りました。
「そのまま持っていたら、もっと増えたかもしれない」
と思うことは今でもあります。
でも、今の家をかなり気に入っています。
だから後悔していません。
そのときの話はこちらです。
長期投資でも売っていい?勤務医の僕が家購入で投資資産3000万円を売却した理由
僕は、
資産形成のために人生を我慢する
のではなく、
人生を良くするために資産形成する
方が自分には合っています。
一度資産を使っても、また積み上げればいい
家の購入などで大きく資金を使った結果、証券口座の投資資産はいったんかなり小さくなりました。
以前は資産が4000万円前後まで増えていた時期もありました。
そこから、
家の買い替え。
不動産。
その他の大きな支出。
などで資金を動かしました。
ただ、
「資産が減ったから終わり」
とは思いませんでした。
また働く。
また余剰資金を作る。
また投資する。
その結果、投資資産は再び1000万円を超えました。
その記録はこちらです。
勤務医の投資資産が再び1000万円を突破。資産4000万円から仕切り直した理由【資産形成記録】
これから1100万円、1200万円と、100万円増えるごとに記録していく予定です。
高収入の最大のメリットは「資産形成を加速できること」
ここまで書くと、
「じゃあ高収入には意味がないの?」
と思われるかもしれません。
もちろん、そんなことはありません。
むしろ、
高収入はめちゃくちゃ強い武器
だと思っています。
年収が高ければ、
生活費を払ったあとに残る金額を大きくできます。
月5万円ではなく、
月10万円。
月20万円。
月30万円。
と投資できる可能性があります。
年間で考えると、その差はかなり大きいです。
だから僕が言いたいのは、
「高収入より資産形成」ではなく、「高収入を資産形成につなげることが大事」
ということです。
収入が増えた分だけ生活水準を上げない
高収入になったときに一番気をつけたいと思っているのが、
生活水準を上げすぎないこと
です。
もちろん、収入が増えたら多少いい暮らしをしたい。
それは普通だと思います。
僕も全部節約するつもりはありません。
ただ、
年収が100万円増えたら100万円全部使う。
年収が500万円増えたら固定費を500万円増やす。
これを繰り返すと、
いくら年収が増えても資産はなかなか残りません。
逆に、
収入が上がっても生活費の伸びをある程度抑えられれば、その差額を資産に変えられます。
高収入の強さが一番出るのは、ここだと思っています。
僕が欲しいのは「FIRE」より選択肢
資産形成というと、
「FIREして仕事を辞めたい」
という話もよくあります。
でも僕は、必ずしも仕事を辞めたいわけではありません。
医師の仕事は好きです。
心臓麻酔も面白い。
ただ、
お金のためだけに働かなくてもいい状態
には魅力を感じます。
資産があれば、
少し勤務を減らしてもいい。
興味のある仕事を選んでもいい。
家族との時間を増やしてもいい。
収入が多少下がる働き方でも選べる。
そういう選択肢が増えます。
だから僕にとって資産形成の目的は、
豪華な生活より「選べる状態を作ること」
なのかもしれません。
年収2000万円でも、給与だけなら不安は残る
年収2000万円。
数字だけ見ればかなり大きいです。
でも、
その2000万円が毎年全部消えていくなら、
将来に残るものは多くありません。
一方、
働いて得た給与の一部を毎年資産へ変えていけば、
少しずつ、
「自分が働かないと得られないお金」以外の部分
が増えていきます。
僕はこっちの方が安心感があります。
だから今は、
年収をさらに上げることだけに集中するより、今ある高収入をどれだけ資産に変えられるか
を意識しています。
高収入を「資産」に変えて初めて強くなる
今の僕の考えを一言にすると、
高収入はゴールではなく、資産形成のための強い材料
です。
働く。
給料をもらう。
必要なところには使う。
余ったお金を資産に変える。
必要になったら資産を使う。
そして、また積み上げる。
この繰り返しです。
年収2000万円でも、
働かなければ給与は止まります。
でも、
働いている間に給与を資産へ変えていけば、将来の選択肢は少しずつ増えていく。
だから僕は、
「高収入であること」より、「高収入をどう資産に変えるか」
の方を今は大切にしています。
※株式や不動産には、価格下落、レバレッジによる損失拡大、空室、修繕、金利上昇などのリスクがあります。本記事は筆者個人の資産形成に対する考え方・実体験を紹介するものであり、特定の商品や投資手法を推奨するものではありません。

