こんにちは。今回は、最近メタプラネット(Metaplanet)で話題になった「優先株」について、初心者にもわかるように解説していきます。
特に、アメリカの有名企業 MicroStrategy(MSTR) が行っているビットコイン戦略とあわせて見ていきましょう。
✅優先株とは?
まず「優先株」って何?という話から。
優先株とは、配当金や会社清算時の分配で「優先」される特別な株式
ざっくりいうと、次のような違いがあります。
項目 | 普通株 | 優先株 |
---|---|---|
議決権 | あり | なし(または制限あり) |
配当 | 不定(会社の判断による) | あらかじめ決まった利回りで安定 |
株価変動 | 業績やBTC価格で上下 | 比較的安定 |
🧩 MicroStrategyの戦略を見てみよう
米国のMicroStrategy(MSTR)は、企業がビットコインを大量保有する戦略の先駆けです。
その資金調達方法として、普通株・優先株・転換社債などを活用しています。
具体的にはこんな感じ👇
証券名 | タイプ | 配当 | 転換 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
MSTR | 普通株 | 0% | ― | 株価がBTCに連動して大きく動く |
STRK | 優先株 | 8% | MSTRに転換可 | 潜在的に希薄化の可能性あり |
STRF | 優先株 | 10% | 転換不可 | 配当は高いが株価は安定的 |
STRD | 優先株 | 10% | 転換不可 | 同上 |
転換社債 | 社債 | 0〜0.875% | MSTRに転換可 | 将来株式になる可能性あり |
📉 なぜ優先株を発行するの?
企業が優先株を出す目的は、一度にまとまった資金を調達するため。
ただし注意点として、普通株のように「ATM(At The Market)」でその時の市場価格で少しずつ柔軟に発行することはできません。
あらかじめ決まった価格で売り切る形になります。
イメージで言うと…
- 普通株(MSTR)=MSワラント(株価に合わせて資金調達できる)
- 優先株(STRFなど)=固定ワラント(1回限りで金額も決まっている)
💡 なのに、どうして優先株は毎年配当が出せるの?
これはとても大事なポイントです。
結論からいうと:
優先株で集めたお金でビットコイン(BTC)を買う →
BTCが増えれば、*企業全体の価値(=MSTRの株価)が上がる →
結果として、優先株の配当を継続できる原資が生まれる
という仕組みです。
MicroStrategyはこの仕組みを「BTCトルク(BTC Torque)」と呼んでいます。
📌BTCトルクとは?
「少ない資金でも、大きなBTCの価値上昇にレバレッジをかけて企業価値を引き上げる」という意味合いです。
- 普通株でも資金を集める
- 優先株や転換社債でも資金を集める
- すべてをBTCに変える
- BTCが上がればMSTRが爆上げ
- 優先株の配当も回る
まさに、「企業まるごとビットコインETF」のような構造です。
🔚 まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
優先株とは | 配当が安定していて、議決権が制限された特別な株 |
MSTRの戦略 | 普通株・優先株・転換社債を組み合わせてBTCを購入 |
STRFやSTRD | 転換不可なので、希薄化しない/配当10%で安定 |
投資家の選択肢 | 値上がり期待ならMSTR、安定配当ならSTRFなど |
BTCトルク | BTCを使って企業価値を上げ、全体の利益に変える仕組み |
✍️ さいごに
今後、メタプラネット(Metaplanet)もMicroStrategyと似たような戦略を進めそうです。
そのとき「普通株なのか?」「優先株なのか?」「転換できるのか?」をよく見ておくと、投資判断がぐっとわかりやすくなります。
ビットコインと企業金融の関係は、まさに現代版の「金融×テクノロジー戦略」。
初心者の方も、まずはこうした仕組みを知っておくと、投資の視野が広がりますよ!
